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ウェルグリーン・アイ株式会社
― 膨大かつ多面的な遺伝子・代謝情報を統合したネットワーク解析による遺伝子探索の高速化 ―
◆ 以下の文章中の「Task」のあとのアルファベット(例:
Task A
)は、
問い合わせフォーム
の「依頼内容」の記号(A~Q)に対応しています。
遺伝子探索を加速化する種横断型の高精度な遺伝子ファミリー情報(Task B, C, F, G, H, I)
WGIでは、遺伝子や代謝などのゲノムワイドかつ多面的な情報をオールインワン・パッケージ化したネットワーク情報解析のための情報整備を進めています。
ネットワーク情報は、フリーソフトウェアを用いることでメットワークの描画・操作・編集・検索などが可能です。
遺伝子の発現プロファイル情報
や
AIテキストマイニング(LA2K)技術
により取得した遺伝子の機能情報・発現制御機構の知見(知識情報)などを併用することにより、遺伝子探索を加速化できます。
WGIが提供する統合希望の情報だけではなく、独自の情報なども統合可能です。
◆遺伝子ネットワークの事例:種横断型ネットワークの場合
下図
に遺伝子ネットワークの例を示します。
円形や三角形、四角形をノード、ノードを結ぶ線分はノード間の関係性を示し、エッジと呼びます。
この例では、
円形のノードは遺伝子、三角形は転写因子であり、四角形は遺伝子が関与する形質や生物学的機能
を表します。
ノード内には遺伝子名や生物学的機能情報が記載されますが、本例は模式図のため省略しています。
本例では、
2つの生物種
のネットワークを示しています。各生物種の遺伝子と転写因子は、それぞれ、青色と赤色のノードで示しています。
遺伝子(円形ノード)間のエッジ
は、発現プロファイルの
類似性
(実線)と
相反性
(点線)、
種内ホモログ
(二重線)、
種間ホモログ
(波線)を示します。
転写因子
(三角形ノード)が発現を制御する遺伝子(円形ノード)は、矢印のエッジで示されています。
遺伝子(円形ノード)と結合されている
遺伝子が関与する形質や生物学的機能
(四角形ノード)を参照することで容易・迅速に遺伝子機能情報を取得できます。
種内・種間ホモログは、転写因子や遺伝子機能が保存されている可能性が高いため、
ホモログの情報を参照することで、遺伝子探索を加速化
できます。
遺伝子の発現プロファイルの類似性・相反性
は、関与する生物学的プロセスの同一性を示唆すること、および、 遺伝子が発現する時空間の情報も利用できることから、
遺伝子探索の有用情報
となります。
An Example of the Gene Network with two Species